仕事の違い
現在のITの仕事は、以前の飲食の仕事と比べると、
まったく性質が違うので、未だに戸惑う。
飲食業は、当日または数日以内に仕込んだものを調理し、
お客さんに直接提供する。
ITのインフラの仕事は、数ヵ月~数年単位でシステムを設計、構築するが、
ユーザーの顔を直接見ることはなかったりする。
作業的な部分で言えば、
飲食業ならば、その日に売るものを、その日にガッツリ仕込むため、何かとバタバタするが、
ITは何日もかけて設計をしたりするので、常にバタバタすることはあまりない。
飲食業みたいなバタバタが「仕事」と思っている頭だと、
ITの時間感覚は不安を覚えてしまう。
これに関しては慣れるか、違う見方ができるようになるかするしかないように思う。
やりがい的な部分で言えば、
飲食業ならば、お客さんに直接商品を提供し、リアクションが見えるので、
それがもっといい商品を作ろう、などのモチベーションアップに繋がりやすい。
ITだと、インフラの場合、自分達で作ったシステムの土台をアプリチームと呼ばれる部署に引き渡し、
そこからユーザーに提供されるような形が基本だったりするので、
お客さんの顔は見えず、モチベーションアップに繋がりづらいように感じる。
なので、現在の仕事をするにあたり、
どこにモチベーションを定めるのか、というのが常に課題だったりする。
ユーザーの顔が見えないのであれば、無理にユーザーのことを考えず、
身の回りのチームのことを考えて、チームに喜ばれることをする、
というスタンスでもいいのではないかと思っている。
仕事の向き合い方は自分次第なのだ。