当たり前論2
「当たり前」の反対は何か。
そんな話を前の会社の研修でされたのを覚えている。
「当たり前」ではない、
「当たり前」であることが難しい、
すなわち「有り難い」ということ。
文字通り、有ることが難しい、から感謝をする。
有ることが易くなってしまったら、
それが「当たり前」になってしまい、
感謝の念も薄れていってしまう。
我々が享受している「当たり前」の裏には
「当たり前」を保とうとする誰かの苦労があって、
みんな、そのことを考え、もっと感謝すべきだ、
なんて押し付けようとは思わないが、
「当たり前」を提供する仕事に従事する者としては、
世に多く存在する「当たり前」への感謝を忘れないようにしたいと思う。