相互理解
未経験から始めた今の仕事について、
まあまあ中堅的な立場になってきたので、
若手の指導などをするようになってきた。
これまでも若い社員と仕事をすることがあったが、
人によって特性が全然違うのが面白くもあるし、
場合によってはなかなか苦労もする。
はじめのうちは何もわからないから、
与えられた仕事を受動的にやるしかないのだが、
そのときの取り組み方にセンスが問われると、最近思う。
与えられた仕事をただこなすだけなのか、
仕事をこなしつつも先々の仕事で動けるように考え、
先輩社員など周りの動きをよく見ておくのか、
大きく分けてどちらかのセンスに分かれるのではと思う。
技は見て盗め精神の強い大工の父の影響か、
私は後者を当然と思ってやってきたが、
どうやらそうでもなく、前者タイプもまあまあいるようだ。
(もしかしたらこちらのほうが多いのかもしれない)
前者の受け身タイプの人に、後者の考え方前提で話しても伝わらない。
考え方が違うのだから、当然だ。
同じ言語を話してるからと言って、
必ず意図が伝わると過信してはいけない。
相手の考え方を踏まえつつ、伝えなければいけない。
それが相互理解というやつなのだろう。